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【2020年12月】ベスト ベラ パタヤ(ASQ)宿泊記

Best Bella Pattaya(ベスト ベラ パタヤ)※ASQ

コロナ禍の2020年~2021年、タイに入国するにはASQと呼ばれる最長14日の隔離検疫施設(ホテル)の支払い済みの予約確認書がなければ入国許可書(COE)が発行されませんでした。

ASQホテルの特徴は、原則ホテル室内で14日間過ごし、定期的にPCR検査が実施させ、検査時のみ部屋の外に出れます。

ホテルによっては、●回目のPCRが陰性であればジムが使えたり、施設内の屋上などを散歩できたりと、あくまでホテル内であれば室外に出れる仕組みがありました。
というのも人間2週間も隔離生活を強要させるとメンタル崩壊してしまう人もいたようで、その辺りが若干配慮させたようです。

もちろん原則室内で14日間過ごすため、食事は3食出ます。またお菓子や飲み物、生活に必要なシャンプーなどはGrabなどの買い物代行(デリバリー)サービスが使え、
ドライバーがホテルのフロントに預けて、スタッフが禁止物等のチェック(生ものやアルコール類はNG)した上で部屋の前に置いといてくれます。

費用は14日間の滞在で3食+PCR検査が付くため、料金は割高で大体15万~30万ぐらいです。(2020年12月)

 

デラックス シービュー

隔離で使われるホテルはASQ認証されたホテルのみに限られてましたが、当時はほぼ鎖国状態だったため、大手ホテルチェーンを含め様々なホテルが参加してました。
基本ASQホテルとなると一般客の宿泊はNGです。
タイの賢いところはここで、日本は隔離ホテルを無料提供していましたが、タイは有料。当時のタイ入国者全員がASQホテルで14日間自腹隔離されるため、観光客が皆無の時に3食付きで14日間滞在してくれる客はホテルにとって助かったはずです。

ホテルはバンコクをはじめパタヤ、プーケットと各地にありました。
自分は14日間の隔離が設定されている間2回入国しましたが、2回ともベスト ベラ パタヤ(Best Bella Pattaya)をチョイス

そうこのホテルはパタヤの海が見れるバルコニーがあるからここにしたのですが、この選択がいま思えばかなり良かったと思います。
14日間窓も開くかわからないバンコクのホテルに缶詰めだと気が滅入ってしまいますが、バルコニー付きの部屋だったのでその心配はなかったです。さらに14日間洗濯も自分でしなければならないので(ランドリーサービスもあったりなかったり)、バルコニーのお陰で洗濯がはかどりました。さらに喫煙も可能なため、14日間かなり快適に過ごすことができました。

食事はチェックイン時にその月の献立一覧をもらえ、そこから好きなメニューを前日までにラインで連絡する仕組みでした。

そして部屋の前には食事置く用の棚が設置されており、配膳時に軽くドアノックしてくれるので、ドア開けてキャビネットの上に置かれた食事をとります。
問題は1日ずっと部屋の中で過ごすので中々お腹空かずほとんど完食できなかったです。

隔離期間中はアルコール類NGでフードデリバリーでオーダーしても没収されてしまいます。
ただ盲点があって、日本から持ってきたスーツケースの中まではチェックしないため、日本から持ち込んでおけばバレません。
いまだから言えますが、初回入国時に宅飲み用のお酒がたまたまあったので、これを堪能したのもあって2回目も持参してました。

滞在中は部屋の中にいれば何してもOKです。
多くのホテルでは日本のテレビも見れるようにしていたり、youtube、NETFLIX、プライムビデオが視聴できたりと暇潰しができるように配慮されてました。
ベスト ベラ パタヤでも日本のテレビ見たい?って言われましたがyoutubeで十分だったので断りました

ルームクリーニングは一定の期間が経過し陰性であればやってくれるけど、たしか14日間の滞在の中で2回だけだった

1日の流れはこんな感じ

・8時頃朝食の配膳
8時に検温と体温、体調をlineで報告

(PCR検査ある日はこの時間帯に)

-自由時間-

・12時頃昼食

-自由時間-

・16時に検温と体温、体調をlineで報告

・17時頃夕食

-自由時間-

見方変えれば黙ってても食事出てくるので天国のような環境ですが、やはり長時間部屋のみで過ごすとなると気が滅入ってしまう人が多いみたいです。

2023年5月にコロナは「5類」に移行しましたが、いま振り返るとなかなか貴重な経験でした。